死神天使のオッドアイ〜後編〜
2007-03-30 Fri 20:35
死刑宣告も、二度目となると威力も半減する。
落ち込まないというと嘘になるが、一度目ほどの落胆がないのだ。
「それはそうと、ちょっと頼み事があるんだ」
「え?」
具体的に死にそうな俺に対し、グリムがこんなことを言いやがった。半分死人に頼み事ですか、そうですか。
「俺たちはこの街の地理に疎い。そこでお前に道案内を頼みたいんだが……どうよ?」
断る気力も枯れ果てた。
「ターゲットとかってどこにいるのか分からないのか?」
しかし、一応抵抗する俺。
「この街にいるのは気配で分かるんだが……細かい位置は特定できねぇんだ」


―――というわけで、俺は今天使と死神の使い魔に道案内をしている。
残り僅かな余生をこんなふうに消費する俺はお人良しだろうか?やっぱり俺は少し頭がキテいるようだ。
「此処」
「……マジか?」
言われるままに道案内をして、気がつけばそこは俺の通う学校だった。うちの学校の人間が俺も含めて二人も死ぬのか。新しい怪談が出来るな、コレは。
「ターゲットの変更とか無理なのか?」
「無理だよ」
(うわ、即答……)
駄目元で言ったが、やっぱり駄目らしい。どうやら俺に出来ることは、俺の知り合いが犠牲者でないことを祈るしかないようだ。
しかし、休日の学校にいる奴といえば、部活をしている奴くらいだが、
「よう、上矢!」
そうでない奴が何故かこちらへ駆け寄ってくる。
佐藤啓吾さとうけいご、高一からの俺の友人だ。気さくな人柄でしかも結構イケメンであるため、黙っていれば女子は勝手に寄ってくる。しかし、
「昼間から美少女連れて、しかもコスプレまでさせているとは、お前なかなかの強兵つわものだな!俺にも紹介しろ」
会っていきなりコレである。要するに、コイツはこういう奴なのだ。こういう発言のせいで三枚目に格下げである。だが、コイツのことを知らないやつは見た目で惚れるため、結果としてコイツはモテるのだ。
「お前なぁ……。―――って、お前見えるのか!?」
「へ?何が?」
ああ、なんと言うことだろう。コイツも只今をもって死刑囚のリストに追加である。
「見つけた」
俺と心中予定の友人を見て、レミがぼそっと呟いた。
「え……?まさかそれって―――」
「うん、ターゲット」
俺の台詞を先取りして、虚空から銀色の大鎌を取り出すレミ。
「向こうから来てくれて助かったよ」
「ちょ、ちょっと待った!!」
大鎌を振り上げるレミを、俺は反射的に制止した。
「何?」
紅い目が狂気に踊り、蒼い目が全ての望みを枯れさせる。死神の力を行使しようとするレミの声は、命を奪うことへの抵抗を全く感じさせない。その禍々しい姿に戦慄を覚えつつ、死神から友を救うための手立てを考える。
「えーと……俺、俺が代わりになるから!それじゃ駄目か……?」
なるほど。人間というのは、死ぬ気になれば何でも出来るものだ。こうも容易く自分の命を投げうるとは。昔読んだオカルト本に書いてあった知識を思い出して提案してみる。
「駄目だよ。ターゲットは変更できない」
「死神に狙われた奴は代わりの魂を用意すれば助かるんじゃないのか!?」
「何それ……?そんなことしたって意味ないじゃない」
(あのオカルト本の嘘つき!!)
どうやら本当に打つ手はないらしい。コイツもコイツで、どうして死神なんて厄介なものに目をつけられたのだろう。色魔断罪の刑だろうか?
馬鹿なことを考えている間に、命を奪う大鎌が振り下ろされた。

が、

なんと佐藤が後ろに飛んでそれを見事に避けた。
「あ〜あ、せっかく隠れてたのに自分から寄って行くんだもんなぁ、この宿主ひと
おかしな事を喋り始める佐藤。いや、先程からおかしかったのだ。大鎌を取り出したり、自分が殺されそうになっても何の反応もなかった。
突然、フッと佐藤から何かが抜けていき、アイツはそのまま気を失って倒れてしまった。
見上げると、純白の外套を纏った金髪の美青年が宙に浮いている。
「な、なんだよアレ……!」
気を失った友人を抱えながら、宙に浮いている人間でない何かを目に映す。
「アレがターゲットだよ」
「え!?じゃあ佐藤は……」
「あの兄ちゃんは取り憑かれてただけだ。ターゲットはあの浮いてる亡霊だ」
「亡霊って、それじゃあもう死んでるじゃないか」
「生きてる奴の魂だけ狩るなんて誰が言ったんだ?」
「……納得」
レミが回答し、グリムが補足する。それでようやく状況が飲み込めた俺は、友人の死の回避にひとまず安心しつつ、しかし安堵の表情は浮かべずに周囲の状況に目を配る。幸い、休みの日であるため、このグラウンドに人はいないようだ。
「参ったなぁ。せっかく冥府の牢獄から抜け出してきたのに」
少し高めの青年の声で、紳士的な笑みを浮かべながら声色に困ったふうな感情を乗せている。
「狂気の紳士、ハルファス・ドゥケス。貴方を消滅させる」
そう言って、大鎌を構えるレミ。柄を両手でグッと握り、不気味に光る刃を傾けて漆黒のローブをはためかせる姿は、まさに死神。
「困ったなぁ。ねぇ?モノは相談なんだけど、見逃してくれないかなぁ?」
大鎌を構える死神に対し、亡霊はユルい口調で無理な相談を持ちかける。
「駄目。仕事だし、貴方を放っておくと死人が出すぎるから」
当然、キッパリと断る。物騒な理由を付け加えて。
「やっぱり駄目かぁ。じゃあ、仕方ないけど君には黙っててもらおうかな。俺もまだ消えるの嫌だし」
そう言うと、美青年は相変わらず紳士的な笑みを浮かべながら、殺人鬼よりもおぞましい殺気を充満させた。




玲志は気を失った友人を非難させるために、友人の足を引きずる状態で体育館裏に運んでいた。高二男子は、もう大人とあまり体重が変わらない上に、気を失っているので余計に重たい。
「よいしょ、っと。しかし、何なんだ?アイツは」
友人を壁にもたれかけさせて、使い魔の黒猫に尋ねる。
「数世紀前、西洋で大量殺人を起こしたイカレ野郎だ。冥府の牢獄に閉じ込めてあったんだが……どうも最近脱獄したらしくてな」
苦虫を噛み潰したような顔をするグリム。あの容姿からは想像できなかったが、先刻の殺気を見る限り凶悪な奴だというのは分かる気がする。
「放っておけば、アイツは街中の人間を無差別に殺し歩く。俺達はそうならないために、アイツを消しに来たんだ」
(殺す、街中の人を、無差別に)
家族や友人、自分の身近な者が危険に晒される。そのことを、グリムの言葉で反射的に連想して、恐怖と、同時にそれらを奪う者への怒りが沸く。
「俺は今からレミを助けに行く。お前はお友達のことを見ててやりな」
戦地へ赴こうとする小さな背中を、
「俺も一緒に行く」
無謀な決意を乗せた言葉が制止する。
「馬鹿言うな。お前を連れて行っても無駄死にするだけだ」
「何かの役には立てるはずだ!それに俺はどの道もうすぐ死ぬ。それなら俺は死ぬ前に誰かの役に立ちたい!」
当然の正論に無謀と感情だけで反論する若者を見て、黒猫はフッと理解の微笑を零す。
「思ったよりいい度胸してるじゃねぇか。気に入ったぜ。お前、名前は?」
共に戦場へと赴く同胞に覚悟を問いかけるように問い、
「上矢玲志だ」
はっきりと、覚悟をもって答える。
「そうか。じゃあ、玲志。ちょっとこっち来い」
片手を持ち上げて、ちょいちょいと招き猫のように接近を促す。作戦でも話すのかと、玲志は不思議そうな表情で促されるままにグリムに近寄る。

と、

突然、グリムは近寄ってくる玲志の肩を飛び越え、
「悪ぃな」
「―――ッ!!?」
ドスッ、と猫の尻尾とは到底思えない速度と威力で頸部を叩いた。体から力が抜けて地面に崩れ落ちる。
「気に入ったから、お前を死なせたくなくなっちまった。大人しくしてろよ」
戦場へと駆け去る一匹の後姿が霞んで、意識が遠のいていった。


「はあっ!」
レミが真上から振り下ろす一撃を、ハルファスは僅か左に動いてかわし、その直後刃を翻しての真下からの連撃、さらに繰り出す斜め斬りを大きく後方へ跳び、避けると同時に間合いを取る。
だが、その間合いも追撃を仕掛けようとするレミによって、すでに半分以上詰まっている。黒衣をはためかせ、真っ直ぐに向かってくる死神に対し、迎え撃つ亡霊は三つ、四つの青白い炎弾を放つ。
全てに独立した意思があるように、一つ一つがレミに狙いをつけている。それらを一つ、二つ、三つ、四つと間合いを詰めながら幽霊のようにユラユラと揺れてかわす。
そして、振り下ろされた炎弾の主への斬撃を、その主は虚空から取り出した長剣で受け止める。
「!!」
互いの力が真っ向からぶつかり、衝撃は空気を振るわせる。その僅か一瞬の隙、レミのかわした炎弾が再び狙いをつけ至近で爆発した。
長剣へと大鎌をぶつけた反動を利用し、長剣を弾いて上空へ回避。間髪入れず、爆発の中から飛び出した無数のナイフの弾幕がレミを襲う。
自分に当たるナイフだけを的確に弾く。ナイフに気を取られている間に背後に回りこんだハルファスは、すでに長剣を振り上げている。
「ははははっ、そぉれ♪」
振り下ろされる必殺の一撃。レミは、大鎌を真横に振ってナイフを弾くと同時に、その勢いを殺さずそのまま百八十度回転して長剣を受け止める。
反動で下方へ吹き飛び地面に激突する寸前で、身を翻し粉塵を巻き上げて上昇し、体勢を整える。
「やるねぇ」
ヒュー、という口笛を添えて、レミの絶技を賞賛するハルファス。余裕の微笑を浮かべているため、挑発とも取れるがレミはそんなことは気にも留めず、戦況を冷静に分析する。
(まず間合いを取ってナイフや炎弾による遠距離攻撃。接近戦に持ち込めば長剣での斬り合い。斬り合いの最中にも遠距離を組み合わせてくる。厄介だね……)
分析して、それを元に打開策を模索する。相手が生きている人間ならば、こんなに苦労はしないのだが、立場上そうもいかない。それ以外の存在とも幾度となく戦い死線を潜ってきたため、自然と経験がそうさせる。
考えていると、見覚えのある黒い炎弾が斜め下からハルファスに向けて放たれた。ハルファスはこれを難なくかわす。
「レミ!」
黒い炎弾の主、グリムに呼ばれたレミは、目線だけで合図する。
合図を受けたグリムは、四つの炎弾を再びハルファスに向けて放つ。ハルファスはそれを微妙に動いたり体を反らせて避ける。その隙を突いて、レミは大鎌を振り下ろす。ハルファスは体を反らせながら長剣で受け止めた。
「二対一か……ちょっと辛いかも」
言葉ほど辛い様子は見せず、受け止めている間に発射された新たな炎弾を避ける。避けて、次の攻撃に備える。
次は大鎌の斬撃ではなく、数発の炎弾ではない黒い弾がレミから放たれた。それと同時に斜め下からも黒い炎弾が数発迫ってくる。
(同時攻撃ッ……!?)
怒涛の如く押し寄せる黒い弾幕を長剣で斬りつつかわす。幾つかが純白の外套に被弾し、所々燃え落ちている。
弾幕を処理しているハルファスに、大鎌を構えたレミが迫る。大きく右に跳んで残りの弾幕をかわすと同時に、大鎌を受け止めるために体勢を整える。
「何度やっても―――ッ!?」
同じ。そう言おうとしたハルファスが驚愕に目を見開いた。
僅か早めに振り下ろされた大鎌は、ハルファスではなく長剣を抱え込んでいた。そのまま横へと薙ぎ払い、長剣を手から弾き飛ばす。
「しまっ」
「はあああっ!!」
声が、斬撃が、ハルファスの驚愕と恐怖の声を、表情を、身体を吹き飛ばす。
墜落地点の粉塵が、会心の一撃の成功を告げる。




爆音で玲志は目を覚ました。
何かが凄まじい速度で地面に激突したような、そんな音が地響きと共に起こった。
近くには、未だ気を失ったままの友人が転がっている。先程の衝撃で倒れたのだろうか。
友人を元の位置に戻し、気絶する前のことを回想する。
『玲志。ちょっとこっち来い』
『悪ぃな』
『―――ッ!!?』
(あの野郎……騙しやがったな)
思い出して腹が立つ。騙されたことにではなく、信用してもらえず協力させてもらえなかったことに対してである。
玲志は、去り際にグリムが言った言葉を知らない。グリムも、聞こえないように小さな声で言った。故に、置き去りにした本当の意味を知らず、腹立たしく思う。
行って何が出来るかは分からなかったが、それでも玲志は戦場へと駆けていった。


強烈な一撃を叩き込まれ、地へと撃沈した標的。
「やったか!?」
「まだ、みたいだよ」
砂煙の中から現れたのは、手負いの、しかし殺気の増した標的。
純白の外套は今やボロ切れとなり見る影もない。左腕は肘で千切れ青白い光の粉を散らせている。斬った霊体を転送、又は消滅させる能力を有する死神の大鎌を、左腕で受け止めたことによる結果だった。
「くくくくく……、やってくれたねぇ……俺の体が滅茶苦茶だよ」
険悪さを全面に出し、凄みを利かせた声で言う彼は、すでに微笑みを消している。
代わりに、瞳孔の開いた目が狂気と怒りに踊っている。
狂気混じりの満面の笑みは、狂気の紳士の本来の顔。生前、平然と殺人を犯したときの表情だった。
「今度は、君達の体を滅茶苦茶にしてあげようか?」
美青年の微笑から一転、殺人鬼の狂笑を貼り付けた凶悪な形相が、殺すべき獲物あそびどうぐを捕らえる。
その狂眼に捕らえられたレミは、不適に笑って、
「遠慮しておく」
自分の身長ほどもある大鎌を構え直す。戦闘開始のその瞬間ときに備えて。
「遠慮しなくても良いよ。たっぷりと味あわせて」
いつの間にか握られていた長剣が天を指し、
「あげ」
垂直に振り下ろされ、
「る」
の発音と同時に、その剣尖から光の刃が放出される。
その攻撃を僅か右にずれる事で回避するレミに、さらなる追撃が複数襲う。
それを右へ左へ、下へ上へと宙を蹴って避けるレミのやや斜め下、ハルファスの真横からグリムが炎弾を放っていた。
ハルファスは、焼け焦げた外套を奇術師のようにはためかせて、鋭く一回転。すると、黒炎は風に散らされ、それはまるで黒い薔薇が舞い散る様。もし純白の外套が焼け焦げていなければ、一つの完成された絵画のように見えただろう。
そして、その回転を止めることなく続けてもう一回転。すると、今度は本物の奇術師の如く姿を虚空へと消した。
「なっ、消えた……!?一体どこに―――」
「此処だよ♪」
周囲を見渡すグリムの背後に突然出現した狂気は、振り向く隙すら与えることなく小さな体を横っ飛びに蹴り飛ばす。
そうすることによって、僅かに生じた隙を見逃すことなくレミが神速の一振りをハルファスの背後から叩き込む。
ハルファスは、後ろに目がついているかの如く振り向かずに、、、、、、それを回避。
それでも攻撃の手を休めることなく、レミはもう一振り、もう二振りと銀に輝く大鎌を振るう。
それらを、まず体を翻しつつ少し仰け反って、大鎌の一閃を顔面スレスレで、しかし狂気の笑みを浮かべたままかわす。さらに、次の振り下ろしを刃の平に指で触れ、僅かに力を加えて軌道を反らす。
全ての斬撃は空を斬り、軌道上に銀に輝く曲線を残すのみ。
「残念♪」
そして、ハルファスは斬撃の軌道を反らすと同時に溜め込んでいた左足の力を回転に変える。回転する左足に釣られるように、右足も大回転を始める。
左足を軸にした強烈な回し蹴り。
「―――っ」
それを横腹へとモロに食らったレミは、衝撃で小さく息を吐いてグリムと反対方向へ飛ばされた。
流れるように、鮮やかに、ハルファスは弄ぶ。それはまるで約束組み手でも見ているようである。
(さて……そろそろ終幕フィナーレにしようか)
自分の舞闘の成果を眺め、満足気に笑うハルファス。彼の頭の中では、すでに決着のシーンの青写真は出来上がっている。
(でも、まずはその下準備)
上空へと浮上する標的を、グリムとレミは先程のダメージを感じさせないほど素早く追いかける。
戦場となった上空、その遥か下、地の砂を巻き上げ禍々しい力が脈動を始めた。




上空での激戦の最中、玲志はようやく戦地を見ることが出来た。
(クソッ……!あんな高い所でやりあってるんじゃ何も出来ないじゃないか!)
何も出来ない自分の無力さを感じ、歯噛みする。
空を見上げると、晴れた空の蒼とその三割ほどを占める雲の白。そこに幾度となく爆発が起きているのが確認できる。
地に目を移すと、あちこちに入った切れ目や掘れた土が起こった戦闘の激しさを物語っていた。
(確かにコレは巻き込まれてたら死んでたかもな……)
そう考えたものの、大して恐怖心がないことに不思議を感じつつ苦笑する。
と、玲志は地上の異変に気づいた。
グラウンドの中心に、砂煙を起こしながらおぞましいほどの力の高まりと凝縮を行う青白い球体が出現している。
それはすでに乗用車一台を飲み込むほどの大きさだったが、球体は今もなお膨張を続けている。
「何だよ……アレ」
その力の塊に、玲志は怖気が走るのを感じる。
それが何かは分からない。だが、"放っておいては不味い物体もの"ということだけは確信が持てた。本能が告げていた。
遥か上空で戦っているレミ達は、気がついていない。知らせようにも、声が届く距離ではない。ましてや、戦闘中である。
(何とかして……知らせないと!)
危機を知らせるため、上空の激戦の最中、玲志は地上を駆ける。


「ほらほら」
大鎌から繰り出す斬撃を、
「こっちこっち」
右へ左へと嘲笑うかのように避けるハルファス。
その姿を追い回すように大鎌を振るうレミの周囲に、突然、青白い炎弾が多数発生する。
それらは眩く輝き始め、レミを至近に一斉に爆ぜた。
「うぐっ!!」
爆風に吹き飛ばされたレミは、苦痛に顔を歪めながらも即座に体勢を立て直す。
実はこの亡霊。上昇してから、避ける、炎弾の爆破という単純動作を繰り返している。
この戦い方では時間をかけるだけで決定打にはなりえない。しかし、ハルファスはその時間が欲しい。勝負を長引かせることで、時が満ちるのをひたすらに待っていた。
(フフフ……もう少し。もう少しで……)
グリムの放った炎弾を避けながら、地上に設置した球体の膨張、力の凝縮を感じ取る。
地上の脅威は、すでに先刻の三倍近くの大きさにまでなっている。
その球体は大破壊をもたらすハルファスの術、"輝きの狂月"。逃げ切れないほどの広大な範囲を飲み込む大爆発を起こし、全てを消し去る一撃必殺である。
そして、それは標的を追いかけるレミ達の真下に蹲っている。
黒炎を避けた。
大鎌も避ける。
間合いを取りながら炎弾を爆破。
球体が膨張する。
黒弾を避けた。
炎弾も避ける。
爆破する炎弾を盾にして、近づく大鎌を遠ざける。
力が凝縮した。
そして、猛攻を凌ぐハルファスの期待に答えるように時は満ちる。
(終わりだっ!!)
ハルファスが高らかに勝利宣言しようと口を開けたのと同時、それに水を差すように地上から大音声が割って入った。
「レミ!!」
声を辿って見下ろすと、メガホンをもって空を仰ぐ玲志の姿があった。グラウンドの球体を見ると、それはすでに体育館の半分ほどの大きさにまで膨れ上がっていた。
(時間がないっ!)
玲志は、状況を説明するでもなく、ただ一言、
「下だ!」
叫んでいた。この街や、自分の大切な人達のために戦ってくれている―――レミとしては、与えられた使命を全うしているだけだが、結果的にはそういうことになる―――少女達を助けるために。
「なっ!?」
戦闘の外、全くの予想外な要素からの計画の露見に、ハルファスは焦りと驚愕を浮かべた。
「!!」
聞いたレミは、遥か真下を見下ろしてそうけだった。
莫大且つ濃密な狂気が、今や遅しと犠牲を欲している。犠牲となるのは、当然、舞台の上の自分達。
「消え去れ!」
玲志によって数秒遅れとなった幕引きを、舌打ちと共に叫び外套の向こうへと消えるハルファス。その指示に従うように、地上の脅威は真上のレミ達に向けて急上昇を始める。
しかし、その数秒の遅れの間に、標的は射程外へと全速力で離脱していた。
そして、上空で停止して一拍の後、壮絶なる大爆発が巻き起こる。
街の半分は確実に壊滅するであろう破壊の波紋が、空に広がる雲を穿った。
地上には怒涛の如く疾風が吹き荒れ、その威力を実感させる。
(もし、気づかずにあのまま巻き込まれていたら……)
想像し、戦慄する。彼女らを救ったのは、ほんの数秒。彼の計画を狂わせた誤算も、ほんの数秒。
そのほんの数秒を生み出した玲志は、レミ達の無事を見て、ホッと胸を撫で下ろす。
「マナーがなっていないなぁ」
爆発の直前、姿を消したハルファスが、計画を狂わせた張本人への怒りを露に、玲志の眼前へと虚空から出現した。
「観客は!劇の邪魔をしないでいただきたいっ!!」
終幕で脚本を変えられた役者は、無力な邪魔者への怒りをそのまま力に変えて、力任せに蹴り飛ばした。
「ぐ、かはぁっ!?」
人であるものには実現不能な力で蹴り飛ばされた玲志は、無抵抗なままに転がされる。
「う、ぐあ―――うっ」
激痛に顔を歪め、地面に蹲って呻き声を上げる。そんな苦痛の姿を見ても、復讐者は満足しない。
残った右腕で長剣を振り上げ、
「報いは、身をもってしっかりと受けてもらおうか!」
転がって仰向けとなっている玲志の喉元めがけて勢いよく振り下ろす。
振り下ろされた刃は、その身を斬りつけ血を散らせた。
斬られたのは玲志ではなく、素早く間に割って入ったグリム。
「くっ、ははははは!!獲物が一人飛び込んできてくれるとはねぇ!」
狂ったようにわらうハルファス。
邪魔者を切り捨てるつもりが、勝手に獲物の方から剣先に突っ込んできた。障害物を始末しようとしただけなのに。獲物を狩るための準備でしかなかったというのに。
「お前、なんで……!?」
自分は死んでも良いという覚悟で、勝手に戦地へ出て行った。自分を救っても、彼女らに何の得もない。
玲志は目を白黒させて、ぱくぱくと声の出ない口を動かしながら、やっとのことで自分の疑問を口にする。
「気に、入ったって、言った、だろうが。イイ男は、気に入った、奴は守るもん、だぜ?」
声も切れ切れに言う黒猫の体は、ずでにズタボロになっていた。
黒い毛で遠目には分からなかったが、よく見ると小さな体に切り傷や火傷がいっぱいで、今の一撃がとどめとばかりに彼を傷つけていた。
「くくく……」
ハルファスは嘲いが止まらない。
「まずは君達から」
邪魔者と獲物を同時に殺せる。まさに一網打尽とも言うべき好機に。
「まとめて死ねっ!!」
怒りと狂気と笑みを満面に、殺人鬼はその凶刃を振るう。
ズバッ、と切れ目が入った。
横腹から背骨までにかけての一閃が―――
「ぐ、あ!?」
ハルファスの胴体を貫いていた。貫いた刃は、銀色。
「殺らせない。貴方には」
灰色の長髪がなびく。黒衣をたなびかせて。
銀の大鎌が詠う。愚かな魂への鎮魂歌レクイエムを。
「死を運ぶのは、死神だけで事足りる」
死者と生者の間に屹立するのは、死神を宿す天使。
不気味さと神々しさを併せ持つ、その不可思議たる殺伐さに玲志は半ば見惚れ、
「どいつもこいつも邪魔ばかり―――ッ!!」
紅の狂眼と蒼の冷眼、その二つに魅入られたハルファスは、畏怖を覚えつつ怒りと狂気でそれを紛らす。
「邪魔者はっ!!全て消さなくてはっ!!華麗にっ!!殺しげいじゅつがっ!!仕上がらないっ!!」
後ろ跳びに上昇し、剣を天に突き立てる。それに伴い、出現した青白い球体が剣尖で膨れ上がる。
狂紳士、ハルファスの誇る一撃必殺"輝きの狂月"。その発現だった。
(これって……さっきの攻撃、また撃ってくる!)
「レミ!」
それを、先程の自分が目にした光景から瞬時に見破った玲志は、
「アレを撃つには時間が掛かる。今なら、攻撃が当たる!」
必殺の一撃への対処方法を、強敵を倒すべく目の前の少女に伝える。
「わかった。やってみる」
受け取ったレミは、仁王立ちで大鎌を振り上げ、その身の内で練られる破壊の力を刃へと一点集中させる。
そして、
「はあああああっ!!」
大鎌を振り下ろすと共に、極大の黒刃がハルファスをめがけて轟然と飛んだ。
「っな!?」
一撃必殺の威力を誇るものの、この術は発動までに時間が掛かり、術者は強大な力を練るために行動が制限されるという欠点があった。
そのため、この術は相手に気づかれずに撃ち込む必要があった。上空に誘い込んだのも、そのための陽動だった。
頭に血が上りすぎていた。そう気がついたときには、すでに殆ど動くことすら叶わず、迫り来る黒刃が自分を葬ろうとしている。
「獲物どもめがっ!!」
予定の半分の大きさもいかないうちに、舌打ちと共に青白い月が放たれた。
互いの中間地点で、白と黒がぶつかる。その境界からは、紅蓮の奔流が迸り、双方を飲み込む大爆発を引き起こした。
ハルファスの視界には、紅蓮の海が広がっている。その奔流の狭間から、黒衣を殻のように身に纏い、独楽こまのように回転しながら上昇してくる存在が一つ。
(爆発を―――突き破っ)
思考が、途中で止まった。
その姿を認識する間に、胸部を一閃、両断されていた。銀に煌く大鎌で。
確かな手応えを感じたレミは、
(やった!?)
ローブの炎を振り払い、身を翻しながら着地。標的の確認に移る。
「う、お、あ、あ、う」
胸部を真横に真っ二つにされ、声すらまともに発することの出来ないハルファスが、体を青白い光の粉へと変えて消えつつあった。
(消え、たク、ナい。消エ、た、ク―――)
消滅寸前の標的を確認し、しかし油断することなく消え去る最期の瞬間まで目を離さない。そこまでが彼女の仕事。
「なぁ、レミ。少し妙じゃねぇか?」
フラフラとパートナーに近寄るグリム。同じく異変を感じ取っていたレミも、こくりと頷いて返す。
(消えかけの魂が集まって……)
光の粉となり、消えつつあるハルファスが、幾つかの小さな光の球体に変じつつある。
それを見て、レミは再び大鎌を構え直す。
と、
「!!」
その光の球体がバラバラに動き始めた。
レミが始末をつけるため、球体めがけて上昇した。
しかし、それらは散り散りに動き回り、突進してくるレミを後目に街のあちこちへ飛散した。




「そういえば、なんだっけ?」
レミが不意に尋ねた。
「は?」
尋ねられた俺は、間抜けに聞き返す。
「ほら、貴方の名前。まだ聞いてなかったよね?」
顔を近づけながら聞きなおすレミ。結構近くまで顔を寄せてきたので、少し恥ずかしがりながら俺は答えた。
すると、レミはふーん、と納得したふうで、
「じゃあ玲志。私達、これからしばらく貴方の家に厄介になるから」
「そうか」
俺は考えていた。
どうして死に際になって自分から戦場に赴いたのか。
そして、やっと答えを見出した。
俺は誰かの役に立とうとした。役に立ちたかった。
死ぬ前になって、自分の命に価値を見出そうとしたわけだ。
だが、そんなことより、、、、、、、
「…………え?」
レミが何か大変なことを言った気がして、俺はまたしても間抜けに聞き返した。
(厄介になる、誰が?俺の家に、何故?自分の部屋に、この少女を?)
言葉が、だんだんと思い出される。思い出す度に、言葉をつなぎ合わせる度に、意味が次々飲み込めて、頭の中がどんどん混乱していく。
「ちょっと、待って、えっと……、何で?」
だらだらと汗をかきながら、やっと疑問を口にすることができた。混乱しすぎて、今なんて言った?、を言い忘れてたが、そんなことはこの際気にしない。
「さっきのターゲット。どうやら消える寸前で、自分自身をバラバラにしてこの街に散らせたみてぇなんだ」
「この街に散らばった魂を全部消さないと、仕事が終わったことにならないんだ」
グリムが答え、レミが補足した。
「というわけで、俺達はしばらくこの街に留まる必要がある。俺達は地理に疎いんで、事情を知ってるお前のところに厄介になろうってわけだ」
という、なんとも身勝手な理屈に対し、
(なるほど。とりあえず、俺と相談してから言おうな。そういうの)
などと、独り寂しく心の中で訴える俺である。
「そういえば、お前。傷はどうした?」
数時間前まで傷だらけだったというのに、グリムは殆どの傷がすでに何事もなかったかのように治ってしまっている。あのときの深手でさえ、もう出血は止まってしまっている。
「俺達をそんじょそこらの奴と一緒にしてもらっちゃ困る。このくらいの傷は放っておいてもすぐに治る」
らしい。
これは後で聞いた話だが、ああいうふうに戦った後の形跡も普通の人間には都合の良いように解釈されるし―――尤も、直接干渉した俺は例外らしい―――おえらい方が因果とかに直接干渉したりとか何とかで、ある程度以上の損傷は人知れず修復されるらしい。流石は神様だ。なんでもアリらしい。
「それとさっきの話だが、やっぱり無理だ。だって、俺はもうすぐ……」
その先を言いたくなくて、口を塞いだ。もちろん、無駄な抵抗だということは分かっている。
「ああ、そのことだけど」
思いついたように、レミが切り出した。このタイミングで切り出すのだから、きっとろくなことではないだろう。あの世の入国手続きとかの話だろうか。
「玲志。貴方は死なない」
「…………は?」
今度こそ、本当に頭が真っ白になった。多分さっきまでで一番間抜けな顔をしている。
何を言ったのだろうか。言葉を頭の中で並べてみる。
(貴方、死なない。死なない?俺が?死ぬぞ?俺は)
とりあえず、疑問を口にしてみよう。
「俺が死なない?死ぬって言ったのはお前だぞ」
俺の尤もな反論に対し、
「正確には死ななくて良くなった、、、、、、、、、、……だね」
と、意味不明な回答を遣す。
「あの亡霊は貴方を殺す予定だったらしいんだ。でも、私達がそれを消しちゃったから、貴方を殺す存在が消滅して、貴方は死を回避した。ついでに、取り憑かれて死ぬ予定だった貴方の友人もね。運が良かったね、玲志」
物騒な発言を織り交ぜて、要点を簡潔に述べる。
運が良かった、、、、、、。命ってそんな簡単にぐらついて良いものなんでしょうか?確かに、事故や通り魔なんかは確率で言えば運が悪かったということになるのだろうが。
「……そんなもんか?」
不意な天使の福音に心底拍子抜けして、妙な表情の俺の問いに、
「そんなものだよ」
と、満面の笑みでレミは答えた。
コイツ、こんなふうに笑うのか。
可愛い。不意に、そう思ってしまった。もちろん、ほんの少しだ。特に深い意味があったわけではない。本当である。
だから、今俺の頬が熱くなっているように感じるのも、きっと気のせいだろう。


次の日も、当たり前のように玲志にとっての朝が来た。
寝起きの体を包むカーテン越しの朝日は、嫌味を感じることのない、眩しく暖かな光。
窓から覗く一点の曇りもない快晴が、今日もこの世を照らしている。
この命が、いつか終わりを告げるその日まで、ただ当たり前のように、日常は続いていく。





あとがき

ごきげんよう、毒蛇です。
一念発起で心が折れないうちに短期間で書き上げたこの短編。いかがでしたか?暇つぶしにでもなったのならば幸いです。
今回はいろいろな意味で危険な亡霊との戦闘でしたが、相手が生きた人間ですと「ゴミの不法投棄は止めましょう」のように、ただ相手を追い詰めて魂を狩るっていう、とても死神らしい「地獄少女」級の物凄い鬱モノになるので、それはちょっとと思い戦闘シーンを入れました。
その結果、この量です。前編の倍くらいあります。もちろん、削りましたがそれでもこの量です。
主人公視点→客観→主人公視点というように、途中視点を変えて書きましたが、まぁアレはちょっとやってみたかったなぁという興味本位です。特に文章表現での狙いがあったわけではありません。(爆)
因みに、青白い炎は、リンの燃える色、つまり墓場に出てくる火の玉をイメージしています。青白い火の玉を操る亡霊の描写なんですが、「火の玉」と書くとなんか激しさよりも不気味さを連想させるので、格好良く「炎弾」と表記しました。

さて、この処女作。何が足りないかといえば、足りないもの、至らないものだらけですが、とりあえず一つあげると挿絵がないです。
本当は挿絵の一つや二つ描けると良いのですが、如何せん私の画力は幼稚園上がりの小学生低学年くらい破滅的なので、そんなことはできません。
練習して、ある程度の画力を身につけて描こうかとも思いましたが、あまりの酷さに心が折れました。絵が上手い人、誰か描いて。(コラ

それはそうと、この作品。読み切りとかぬかしましたが、私に暇が出来て尚且つ気力と体力があれば、続きを書くかもしれません。アイデアはありますが、面倒くさがり屋なうえ飽きっぽいので新しい読み切り書く可能性もあります。もちろん、面倒なので何も書かない可能性も。(ぁ

上手い具合にあとがきも埋まったので、今回はこの辺で。
何か突っ込みとか駄目だしがありましたら、コメントしてくださいな。もちろん、感想でも大歓迎です。
では、皆さん。機会があれば、そのときはまた。
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この記事のコメント
いやだなぁ、平和主義な僕がそんなこというはず……、いえ、ゴミ箱にいたのでつい、毒蛇さんの好きな拾われ型ヒロインかと。

途中、シャナ化してましたねぇ……最後はサブラク状態になりましたけど。

挿絵入れたら十分にラノベで通用すると思いますよ。

ちなみに、
●描写の文章などの始めは一マスあける
●「」の時は「。」をつけない
●始点変更はしない方がいい

そうですよ。
2007-03-31 Sat 19:54 | URL | 和尚 #-[ 編集] | top↑
すげぇ。なんか張り合いたくなってきたぜ……。

なんて言いつつまだ読んでないけど、まぁそのうち読ませてもらいます。
ちょっとながされて藍蘭島(小説版)読むので忙しいんです。
2007-04-01 Sun 00:45 | URL | スパーク #t283liGU[ 編集] | top↑
和尚さん>
素直で宜しい。(死

シャナ化してますよねぇ・・・やっぱり。
私がシャナ以外で唯一読んだラノベの半月には、戦闘シーン等というものはないため、戦闘シーンはマジで純粋にシャナからしか影響を受けなかったんですよ。

いえ、ラノベでは通用しません。
実際にラノベと見比べてみると、至らないところが次々と見つかりますからね。

なるほど。結構法則みたいなのがいっぱいあるんですね。
次に書くときがあったら、それも取り入れたいと思います。

スパークさん>
止してよね。僕が君と本気で張り合ったら、僕が君に叶うわけないだろ。

ええ。お暇なときに紅茶でも飲みながらどうぞ。そして、そのままの流れで他の記事読んで紅茶吹け。(ぇ
いいなぁ、藍蘭島。早くアニメやらないかなぁ・・・。
2007-04-01 Sun 18:52 | URL | 毒蛇 #5XrIw2/c[ 編集] | top↑
拝読しました。

ベースがなんであるかは置いておいて起きます。
処女作品にしてはレベルが高いものだと思います。読んでいて違和感が少なく、描写も申し分ないかと。
こまかく突っ込むと、最初にファーストコンタクトで「確保っ!」とくるのは少しおかしい気がします。それと学校が休みのひなのに佐藤が学校にいたのも気にかかるかも。まあ微々たるものなので流してもらって構いません。
どちらかというと毒蛇さんはコメディ系が得意と思われましたが意外なジャンルできましたね? できれば次は是非コメディ系をリクエスト。

それでは次執筆するときには頑張ってください。
2007-04-01 Sun 19:02 | URL | カムイ #4n5Sc61Y[ 編集] | top↑
成る程、確かに高橋色がちらほら。あの人の戦闘シーンは何か特徴的というか、そんな感じなので尚更。

とりあえず小説的な所は和尚さんが述べちゃいましたからね。
私からは「面白かったですよ」とだけ。
2007-04-02 Mon 20:35 | URL | 龍改 #aIcUnOeo[ 編集] | top↑
カムイさん>
今回あとがきは普通に書いたので、あとがきはあまり面白くなかったはず。ギャグ風の台詞有りのやつにするか迷いました。

最初にファーストコンタクトで「確保っ!」、学校が休みの日なのに〜>
ハイ、正解!
無理やり展開を早めたりして違和感が出た部分です、そこ。
ファーストコンタクトで、ビビッて反応が遅れるとレミがそのまま部屋を通過してしまいますし(部屋で待機する理由ないですからね)、後日「あ、アイツあのときの!」っていうのにすると、文章が余計に長くなってしまうので、どうしようかと迷った挙句ああなってしまいましたorz

佐藤が学校にいたのも、作品上の都合が大きく絡んでいます。
まず、学校にはグラウンドがあるので、広い場所のほうが戦闘しやすいですし、封絶みたいなものがないのでビルとかあまりめちゃくちゃに壊してしまうのも・・・ねぇ?(何
そして、知り合いのほうが話が進めやすい、というのもありまして・・・;
作品の都合でキャラを動かすと物語に違和感が出て嫌だ(ぁ

コメディ系ですか・・・書き方が分からないんですよね〜。だって、コメディ小説なんて読んだことないし。
なんとなくですが、主人公視点で書くとコメディはやりやすそうな気がしていますが、気のせいかもしれません。
では、ちょっと難しそうですが、次回は何とか頑張ってコメディ系書いてみましょうかね。

龍改さん>
ほぉ、特徴的なんですか。それしか知らないから分からないぜ。

その「面白かったですよ」が最高の褒め言葉ですわ。
2007-04-02 Mon 22:55 | URL | 毒蛇 #5XrIw2/c[ 編集] | top↑
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